不動産売却の際の火災保険について

金融機関でローンを組んだ上で建物を購入すると、その場で金融機関を通じて損害保険会社が提供する火災保険に加入することになります。火災保険は、建物が火災や水害などが原因で損害が発生した場合に保険金が支払われるものですが、不動産売却を行う際にはいったんこの保険を解約するのが一般的です。この保険は解約手続きをしなければ、不動産売却をしてもそのまま契約が残りますが、新しい所有者のもとで火災や水害が起きても、保険証券に新しい所有者の氏名が記載されているわけではないため、保険金が支払われることはなく、契約したままにしておいても無駄であるからです。

火災保険の保険料は、不動産の購入時に保険期間分を一括で支払うことになっているケースが多いです。もし、保険期間が終了する前に不動産売却をすると、その時点では保険料を納め過ぎた状態になります。そのため、火災保険の解約をする際には払い過ぎた分の返金が実施されます。返金額は物件の種類や保険の残存期間によりますが、数万円から十数万円程度は手元に入れることができるでしょう。

もし、不動産売却とともに火災保険を解約するのであれば、そのタイミングに注意が必要です。旧所有者が解約してから新所有者が保険に加入するまでに空白の期間が生じ、このときに物件が火災や水害の被害にあうと、大変なトラブルになるおそれがあるからです。保険の解約は、極力不動産を新しい所有者に引き渡し終わった後に行うようにしましょう。

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